
令和7年6月
福井県立高志高等学校 校長
濵田 敏功
高志高等学校同窓会の皆様には、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
日頃より、藤井俊彰会長様をはじめとして、会員の皆様には、本校教育の充実・発展のために多大なるご支援やご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。高志高等学校・中学校の教職員を代表いたしまして、心から御礼申し上げます。
昨年度、皆様よりご支援いただきました主な例を以下に挙げさせていただきます。
○「卒業生と語る会」では、同窓生の皆様が講師となり、高校生にお話しくださいました。
○令和4年度から開始された「若葉カタリバ」でも、同窓生の皆様が講師となり、中学生に対して自らも体験をもとにお話しくださいました。
○令和5年度開始の「わかば応援プロジェクト」で、高校生の課題研究1グループが夢実現プランにかかる経費をご支援いただき、その結果、全国大会では3~4位相当の入賞を果たしました。
○グランドの「防球ネット」設置、音楽授業での「箏セット」や新設された高校相談室別室の物品購入にかかる経費をご寄付いただきました。
○中学校でも長年の懸案であった教室の「遮光カーテン」新調の費用をご寄付いただきました。
特に上記の「わかば応援プロジェクト」では、初年度に課題研究で支援をいただいた高校生1名が、今春、その研究をもとに東京大学の推薦入試で見事合格を果たしました。中高生の独創的な夢の実現に向けた生徒の取組を応援しようという皆様のお気持ちを受けた生徒が期待に応えたことで、本校として大きな励みになるとともに同窓会の皆様の尊いお気持ちが具現化され、新しい伝統になると確信しております。
同窓会の活動以外にも、「母校応援ふるさと納税」では毎年温かいご寄付を頂戴しており、第二体育館のスポットクラ―の設置とそれにかかる電気容量強化のための工事経費、外部講師の招聘や課題研究の全国大会参加の費用など、本校の設備購入や教育活動推進のために使わせていただいております。
以上のようなご支援をいただいた皆様に、この場をお借りして、重ねてお礼を申し上げます。
本校は、これまで、76回の卒業生を送り出した長い伝統を持ちつつも、常に時代の先を見据えた取り組みを進めてまいりました。文部科学省SSH事業や併設型中高一貫教育など、「県内初」「県内唯一」と銘打つ取組みや、従来の普通科から1年次の「探究創造科」、2・3年次の「理数創造科」「人文創造科」と実際の教育活動に見合う名称に発展的に改めたこともそれに当たります。
今後とも、高志高校・中学校では、時代に見合った学校の姿を追究しながら、生徒の主体的学びや活動を支援し、夢の実現を後押ししてまいります。同窓会の皆様におかれましては、これからも母校へのあたたかいご支援をよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、令和7年6月14日に開かれました「みどり葉の集い」の際には、誠に素敵な時間をいただきました。実行委員会の皆様のご尽力に感謝申し上げるとともに、会員の皆様のネットワークがますます拡がり、同窓会がさらなる発展を遂げますことをお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。