
令和4年6月
福井県立高志高等学校同窓会 会長
井上 繁
皆さんこんにちは。6月11日に開催されたみどり葉の集い、総会で第35代同窓会会長に就任いたしました井上繁です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年も前年に引き続き、コロナ禍の中でのみどり葉開催となりました。実施までの道のりは大変厳しいものだったと思いますが、そのような中であっても、「Re:startオトナの学校祭」のテーマのもと、日本国内はもちろん海外でも活躍している同級生へのインタビュー、クラス対抗eスポーツ、同級生によるリサイタル、現役合唱部とのコラボレーションや現役書道部によるパフォーマンスなど、趣向を凝らした数々の企画からから感じ取れた43回卒の皆さんの団結力の強さや母校への思い入れの深さに、胸が熱くなりました。また集いの最後には、44回卒後藤正邦次年度実行委員長へ同窓会旗が引き継がれました。担当された松平成史実行委員長を始め43回卒の実行委員会の皆さん、本当にお疲れさまでした。そして素晴らしい感動をありがとう。
私は35回卒でしたが、同窓会会長の引継ぎは、高校当時のテニス部先輩である34回卒の坪井さんからでした。坪井先輩と同じ34回卒には、高志高等学校の山内校長先生や、以前に高志中学校校長をされた山川さんがいらして、かなり密接に同窓会と学校との間で意見交換がなされた年度だったのではと思います。昨年から今年にかけて、これからの時代の変化に合わせて進化していく学校の方向性を踏まえ、どのように同窓会が学校活動に関わって支援をしていけるかについて、数多く打合せを行いました。そこで検討された取り組み内容につきましては、「高志高校・中学校と同窓会との一体感醸成のための活動」「県外在住同窓生のネットワーク化」「同窓会の運営体制の活性化」の主に3つになります。今回の総会にて承認いただきましたので、これから学校とも協議しながら具体的に内容を詰め、実施に向けた活動を進めてまいります。
コロナ禍の影響や世界的な政治や経済情勢の変化によって、仕事のあり方や社会活動における価値観が大きく変わってきているように感じます。日本では少子高齢化がより一層進んでおり、労働力が不足する中で、一人一人の生産性向上が求められています。また世界の政治や経済の影響を大きく受ける企業活動は、多様性の認容やグローバルな視点を持つことが不可欠になってきています。SDGsやCSR、脱炭素社会への取り組みなど、個人や自身の企業にとってだけでなく、公共性や、未来に向けて人として何をなすべきかが問われる時代になりました。私が高校生だった頃とは全く時代背景が異なり、今の生徒の皆さんは大変だなあと思うことしきりなのですが、困難な時代を切り拓き、今後の日本を背負って立つ人材を輩出していくためには教育こそが重要で、そのお手伝いを同窓会として少しでもしていければと考える次第です。
みどり葉会の会員の皆様には、活動へのご理解、ご協力とご支援を重ねてお願いいたします。末筆ながら、皆様方のご健勝と、高志高等学校の益々のご発展をお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。